『長くつ下のピッピの世界展』にて思うこと

こんにちは!

心理カウンセラー・APリーダーの山下かおりです。

毎日暑いですね。

今日は、エアコンのフィルターや部品を汗だくになりながら、

取り外し、ていねいに洗ってみました。

苦労の甲斐あって、とっても冷えるようになって快適です(^^)

 

7月の上旬から、福岡市博物館で開催されている

「長くつ下のピッピの世界展」に行ってみましたよ。

本当は、このイベントで話を聞きたかったのだけど、予定があわずで。

展示だけでも、と観に行きました。

「長くつ下のピッピ」のお話や、作者のリンドグレーンをご存知ですか?

お恥ずかしながら、私は知らなかったのですが・・・。

「長くつ下のピッピ」は小学生中学年くらいで読める本のようです。

 

なんといっても・・・私はほとんど本を読まない子どもだったので(^^;)

(こまったさんシリーズとズッコケ三人組くらいは読んだ記憶あるかな・・・。)

子どものころには出会う機会がなかったのですが。

 

娘にも読んでほしいな、と思ってアマゾンで購入。そして私も読んでみました。

「世界一つよい女の子」というサブタイトルがついていますが、

馬を持ち上げられるくらいの力持ち。奔放だけど正直で親切で。

大人が勝手に決めたルールには縛られない。

子どもが「こんなにできたらステキだな」と夢見ることをやってのけるピッピの話に

娘も惹きこまれているようです。

大人目線では、そんなお友達とは・・・とつい言っちゃいたくなるような

奔放ぶりだけど。でも力をもっているのにそれをムダに振りかざさない。

大人も子どもも尊重されるべき存在だということを

当たり前に表現してくれるピッピの魅力に大人でも惹きこまれてしまう。

 

そしてピッピからのすべての子どもたちへのメッセージ

「大人だというだけで、その人の言うとおりに、絶対しなくていいの!

大人の指図に従うなら、そこにはきちんとした理由がなくちゃならないわ!」

ということ。

まさしくその通り。

でも、大人(親や先生)にはとりあえず従うべき、と信じて育ってきた私。

AP(よりよい親子関係講座)でいう、親も子も平等という考え方。

意識して関わっていきたいと思っているけど

感覚として染み着いた「上下」という意識はなかなか簡単には消えなくて。

子どもたちにも、ピッピの姿から、大人も子どもも尊重されるべき存在だということを

感じてほしいので、ぜひ小学生の時代に出会ってほしいと思うのです。

そして、展示では作者のリンドグレーンの生涯をまとめたビデオが流れたり、

彼女がドイツ書店協会平和賞の授賞式で語ったスピーチについて触れるものもあります。

そのスピーチ 『暴力は絶対だめ!』

内容は、「子どもたちは愛情をもって育てられるべきであり、暴力でしつけられるべきではない」

ということ。

このスピーチは後に母国スウェーデンで、世界で初めて子どもの体罰を全面禁止する法律が

制定されることにも影響を与えています。

そして、「世界の平和はひとつの家庭から」という彼女のメッセージ。

「最終的な解決として暴力を正当化しない」という考えで子どもが育てば、

世界平和につながる。子どもは未来だから・・・

APでも、しつけとは「愛情をもって教えること」とお伝えしています。

しつけと称して、もしくは愛情ゆえにムチをふるうというのは違うと考えます。

体罰や暗いところに閉じ込めるなど、痛みや恐怖でコントロールするものではなく、

子どもの成長、自立のために必要なことを『教える』のがしつけです。

脅すのではなく、繰り返し、根気よく伝えていく。ただそれに尽きます。

かなり、忍耐要りますけどね。

「支配」ではなく「尊重」しながら、子どもの成長を支える。

単なる理想のようだけど、意識して目指せばきっと変わっていく。

自分に言い聞かせるような内容になりましたが(^^;)

 

APでは「怒らないしつけ」を学ぶことができます。

頭ではわかっていても感情が・・・というところも

少人数制でフォローしていきますよ。

9月開講する講座について、近くまたご案内いたしますね。

ぜひ、APと出会って、子どもも親も自由になれる子育てを知って下さい。

 

今日もお読みくださりありがとうございます。

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