算数教室の様子
こんにちは!
福岡は寒い一日です。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
福岡市の事業で、今年度から、市内の公立小学校にて3、4年生の希望者を対象とした
放課後算数教室が開かれているのですが・・・。
週に2日、その教室の支援員としてのお仕事もしております。
事業の主旨としては、中学年の算数の力が、その後の学力に大きく影響していくため、
学校の授業だけでは、理解するための時間が足りない子どもたちを対象に、
個別につまずいているポイントに合わせながら、補充学習をしていく、というものです。
ただ。あくまで希望者なので、すでに分からなくなって「算数キライ~」
となってしまった子はそもそも来ないよね・・・という気もするのですが。
わたしが担当する小学校は、わりと教育に関して熱心なご家庭が多い雰囲気の学校です。
すでに習い事や、塾などに通う子も多く、子どもたちも忙しそうです。
なので、3年生も4年生も、各5~6人という少人数でさせてもらえてます。
参加してくれる子どもたちも、他の曜日は習い事だったり、算数教室の後も習い事、
なんて子もいます。
ほんとによく頑張っているなぁ・・・。
学力的にも、ほとんど問題ないので、事業の主旨とはちょっと離れていますが。
算数のプリントや宿題を見ながら、いろんな会話を楽しんだりしています。
3年生、4年生って、早い子だと思春期の入り口にさしかかったり、ちょっと大人びてくるのかな
というイメージを持っていましたが。
一人ひとり個別に話すと、まだまだほんとは甘えたかったり、構ってほしいんだなぁと
感じることが多いです。
「先生ちょっとこっち来てよ~」と素直にアピールしてくれる子もいれば、
目を離すと、ウロウロ騒いだり、お友達にちょっかいをかける子もいます。
でも「座りなさい!静かにしなさい!」ではなく、
「何見てたの?」だったり、「何が気になったの?」だったり。
ほんの少しだけ話を聞いて、席まで一緒にいって、一緒に問題を考えたり
問題を読むお手伝いをしたり。近くで見てると、きちんと取り組んでくれるのです。
7月から始まった教室で、それぞれ週に1日ずつ。
時間をかけてゆっくり関係づくりができてきた感じです。
そんな中で、
「妹が小さいけん、いろいろ大変やしさー。」だったり
「公文いややけど、やめたらママがガッカリするもんなぁ。」
だったり。
少しずつ、胸の中にある思いを聴かせてくれるのがうれしくもあります。
わが子のことを想うと、ちゃんと聴けてるかなぁ、と胸がチクっとすることもあるけど。
子どもたちも一生懸命がんばってるんだよね、ということを教えてくれます。
ほんとに頑張ってるなぁ、とココロから思えるので
「よくがんばっているね~」と素直に言えるし、
「いやだな、って思うことは、素直にママに伝えたり、相談しても大丈夫だと思うよ。」
なんて話をしたりします。
いまのところ、
保護者の方との接点がないので、あくまで子どもの気持ちをただ聴くだけしか
できない状況ですが。
親でも先生でもない立ち位置で、これからも子どもたちを応援していきたいな、
と思っています。