すっぱいブドウの話

こんにちは。

おうち業・子育て業を頑張るママの

ココロをスッキリ!軽やかに。

心理カウンセラー・ファミリーセラピストの

山下かおりです。

今日の福岡は、朝夕は肌寒く感じるくらい

急に秋めいてきました。

いまだに窓全開で寝ていたせいか、

ちょっと喉が痛い・・・と言い出した

山下家の子どもたちです(汗)

夏休みに図書館で何気なく借りた絵本に

ついて今日は書いてみようと思います。

イソップのお話 『キツネとぶどう』

ってご存知ですか?

後から調べたら、かなり有名なお話なんですね。

お恥ずかしながら、この夏初めて出会いました。

あらすじはというと

キツネが高いところにあるブドウを見つけて

食べようと何度も跳び上がる・・・でも届かない。

そして、ついには

「きっとあのブドウはすっぱいに違いない。」

と諦めて去っていく

というお話。

以前のわたしだったら

「うっわ!負け惜しみ~。負け犬の遠吠えやん」

と言ってたな、と思うお話。

そして、実際、

これがもとになっている英語表現で

“sour grapes”は『負け惜しみ』を意味するそう。

本によっては、

「人間にも、こんな風に自分の力不足で

できないことを、負け惜しみでごまかす人は

いますね」(よくないよねという解釈?)と

表現されているものもあるようですが。

たまたま今回出会った絵本の中のキツネは、

けっこう、がんばってチャレンジしているのです。

おしゃれな服を着て登場するのですが、

最後は、服も脱ぎ捨て、必死にジャンプするのです。

でも・・・届かない。

そして、視点が変わる瞬間のキツネの表情が

何とも言えず、心をつかまれました。

自分の力不足(ジャンプ力の足りなさ)を

認めず、負け惜しみを言ってあきらめるなんて・・・

というのも一理あると思いますが。

高いところにあるブドウをみて

「あ、ムリ」

とチャレンジもせずに諦めたわけじゃなく、

その状況で、できる限りのチャレンジは

したキツネ

それでもどうしても、届かなかったときは

「自分に必要なものではなかったのかも」

と捉えて、次へ進む。

それも、しなやかに生きるコツのひとつ

なのではないかな、と思いました。

自分がそうやって納得できるくらい

その時のベストを尽くしたと思えたなら、

子どもが、その時持てる力を

出して頑張ったと思えたなら、

そのことを認めて、前に進む力に変える。

それもいいな、と思える今のわたしでした。

この絵本は、どちらにも解釈できるように

描かれていると思います。

よかったら、手に取って

あなたは、どんな風に感じられるか、

読んでみてくださいね♪

今日も最後までお読みくださり

 ありがとうございました。

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